「買うならMac」——そう決めていました。理由は特にありませんでした。iPhoneを使っているから揃えた方がいい、なんとなくかっこいい。それだけです。
購入してから2年が経った今、M5が現行モデルになり、私のM3は2世代前になりました。それでも「買い替えよう」という気にはなっていません。この記事では、2年使って見えてきた正直な感想と、これから買う人が迷いやすいスペック選びについて書いていきます。

M3とM5、2世代の差は体感できるのか
M5(現行モデル)では、Appleの公式発表によると10コアCPU・最大10コアGPUを搭載。LLM処理性能はM1比で最大9.5倍とされており、ビデオ編集や画像処理でも前世代から大幅に向上しています。メモリもM5から最小16GB構成が標準になりました。
数字だけ見ると、確かに進化しています。
ただ、M3を2年間使ってきて、これらの点で「劣っている」と感じたことは一度もありませんでした。LLM処理速度も、ブログ記事を書く・Claude Codeでアプリを動かす程度では差を体感する場面がありません。私はM3購入時に16GBを選んでいたので、今のM5の最小構成と同じメモリ量です。
私の使い方——記事の作成、Claude Codeでのアプリ開発、軽い動画編集——では、M3が「遅い」と感じた瞬間はほぼありません。M5の本領が発揮されるのは、本格的な動画書き出しや機械学習など高負荷な作業です。ブログ運営・副業・軽い開発なら、M3でも十分すぎるほどです。
「最新じゃないと不安」という気持ちは分かります。でも2年使って、遅れているという感覚は一切ない。旧型を安く買う選択肢は、十分にアリです。
MacよりWindowsが良かったと感じた部分
正直に書きます。後悔しているわけではないですが、Windowsにしておけば良かったと思った場面はあります。
Windowsの方が優れていると感じた点
- 外部ディスプレイの拡張性:MacBook AirはUSB-C経由で最大2台まで。Windowsは3台以上も対応しやすい
- 外部ポートの少なさ:USB-Cが2つだけ。USBハブやドッキングステーションが別途必要になった
- メモリ・ストレージの増設不可:買った時点で決まる。後から変えられない
特にポートの少なさは地味に不便です。モニター・充電・外付けSSDを同時につなごうとすると、USBハブが必須になります。
それでもMacにして良かったと思う部分
Macにして良かった点
- iPhoneとの連携:AirDrop・ユニバーサルクリップボード・Handoffが快適。エコシステムの恩恵は思った以上に大きい
- 直感的な操作:Officeを使わない自分には、Macの操作感がしっくりくる
- 軽さと持ち運び:13インチ・約1.24kgは持ち運びのストレスがほぼゼロ
- Claude Codeとの相性:AIが本格普及し始めた時代に出たチップだが、Claude Codeを使っていても遅れを感じない
ミッドナイトのミラー感ある表面は指紋が目立ちます。左が手の跡がついた状態、右が拭き取った後です。こまめに拭いてさえいれば、常にきれいに保てます。


色はミッドナイトを選びましたが、指紋が目立つのが唯一の誤算でした。その都度拭いているので常にきれいな状態を保てていますが、気にしない人はシルバーやスターライトの方がラクかもしれません。

13インチにした理由と、正直な不満
15インチにしなかったのは持ち運びの重さが気になったからです。外に持ち出す前提で選ぶなら、軽さは正義です。
ただ、外出先で作業すると13インチの画面は少し狭く感じます。アプリを切り替えながら作業するのが面倒になる場面があります。家では外部ディスプレイに繋いでいるので問題ないのですが、外出先だけの不満です。
「外では集中して一つの作業に絞る」と決めてからは、あまり気にならなくなりました。
メモリ・CPU・GPU——買う前に知っておきたかったこと
買うときにスペックの意味が分かっていなかったので、ここで整理します。知識がなかったあの頃の自分に向けて書きます。
メモリとは何か
メモリは「作業机の広さ」です。
何でもこなす万能型
コア数=作業員の人数
多いほど並行作業が得意
例:料理長(全体を仕切る)
大量の単純計算が得意
コア数が多いほど
映像処理が滑らかに
例:ピクセルを塗る職人集団
省電力&高性能の
バランスが強み
机が広いほど、複数の書類を同時に広げて作業できます。机が狭いと「片付けてからでないと次の作業ができない」という状態になります。これがPCの動作が重くなる仕組みです。
私のように個人でアプリ開発・ブログ執筆・軽い動画編集をするなら、16GBは十分すぎるほどです。2年使ってストレージ使用量は160GB(512GB中)。大量の動画データを扱わない限り、512GBも持て余すくらいです。
注意点:MacはメモリもストレージもBTO(購入時に選ぶ)のみで、後から増設できません。迷ったら一段階上を選ぶのが基本です。
CPUとGPU、コアとは何か
広いほど同時に多くの作業ができる
電源を切ると消える(一時的な記憶)
電源を切っても消えない
容量が大きいほど多くのデータを保存できる
AppleのMシリーズチップは、CPU・GPU・メモリが一つのチップに統合されています(SoC)。これにより発熱が少なく、バッテリー効率が高い。「ファンレスなのに熱くならない」のはこの構造のおかげです。
MacBook Air M3、2年使った総評
私のM3使用状況(2年目)
| スペック | M3 / 16GB / 512GB |
| カラー | ミッドナイト(指紋目立つ) |
| ストレージ使用量 | 160GB使用 / 352GB残 |
| 主な用途 | ブログ・Claude Code・アプリ開発・動画編集(軽め) |
| 体感的な遅さ | ほぼなし |
まとめ
- M3は現在M5から2世代前。日常用途での体感差はほぼない
- 旧型を安く買う選択肢は十分アリ——「最新じゃないと不安」は過剰な心配
- MacはiPhoneとの連携・直感操作が強み。拡張性・ポート数はWindowsに軍配
- メモリは「作業机の広さ」。副業・個人開発なら16GBで十分
- メモリもストレージも後から変えられないため、購入時に一段階上を検討する価値あり
- Airにした理由は軽さ。持ち運びが前提ならProより確実に正解
MacBook Airを使い込む中で、デスク環境も少しずつ変えてきました。モニター選びについてはこちらで書いています。
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